川崎市の一時入居ゼロの有料老人ホームについて
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Q:川崎市の老人ホームを探してる時に気になったのですが、入居一時期金がゼロ、にも関わらず、
月額費用が入居一時期金が他よりも安いと老人ホームがあります。
例えば一つは入居金1000万円、月額費用17万円、
一方は入居一時金0円、月額費用10万円という場所もあります。
当然サービスなどの違いもあると思いますが、具体的にどのように違ってくるのでしょうか?
(川崎市 68歳)
A:老人ホームといわれる介護施設は一種類ではありませんので、その種類によっても月額費用などが違ってきます。
公的機関である特別養護老人ホームは、他の施設に比べて低資金でも長期間入居できるところです。
月額費用だけでなく入居一時金がかかるところというと、有料老人ホームになります。
有料老人ホームは3種類あり、要介護度が高いところから順番に介護付有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、健康型有料老人ホームがあります。
入居一時金がかからず、高齢者の方が介護サービスを受けながら暮らせる施設としては、グループホームやサービス付き高齢者向け住宅、軽費老人ホーム(ケアハウス)などがあります。
サービス付き高齢者向け住宅は、引っ越すときに支払う一時金はありますが、それは入居一時金とは呼ばれておらず、一般的なアパートやマンションと同じ敷金です。
・月額費用や入居一時金が違う理由
有料老人ホームの建物の家賃や介護費用、食費などによって、内訳が変わってきます。
家賃は、建物の立地のよさや設備の充実度などで高くなったり安くなります。
介護費用は、その入居者の方がどのくらい健康であるか、要介護度などによって違ってきます。
介護付有料老人ホームの場合は、特定施設入居者生活介護に指定されています。
国は介護や看護スタッフの人の割合を3:1としていますが、一人のスタッフが担当する入居者の人数が少なくなれば、当然手厚い対応ができるようになります。
その場合は上乗せ介護料がプラスされることもあり、要介護度が高くなるほど費用も割増になります。
入居する前の説明を受ける段階や資料を読むときに、こうしたお金のことはよく確認し、理解できない部分があれば納得できるまで確かめることが大切です。
食費は、1カ月が31日ある月だとすると、2日ご自宅に帰られていて、有料老人ホーム内の食事を摂らなかった場合は、29日分のみの食費が請求されることになります。
食べた分だけしか請求されないので、ムダがありません。
光熱費は、有料老人ホームによっては各部屋で別々の請求がされるタイプもあれば、管理費や運営費に入っているので別途支払う必要がないタイプなどさまざまです。
光熱費のことも、しっかり確認しておいてください。
・自治体からの補助金
介護サービスにかかる費用は、サービスを受ける高齢者側がそのうちの1割を自己負担することになっています。
お住まいのエリアの自治体によっては、税金控除の対象になったり、補助金が受け取れるところもあります。
入居する有料老人ホームを選ぶときには、補助金なども含めて資金の長期的な計画をたてることを忘れないでくださいね。